こんにちは!
わらび餅作りの記事が、「ライブドア編集部の『推し』」で取り上げて頂いたようで、有り難い限りです。^^ (以下の前後編で成るお話です)


全く予期していませんでしたが、編集部さんに推された、ということは、良い記事だったのかな?と思っておくことにします・・。^^ すくパラ倶楽部でもそうですが、目下
趣味のブログとはいえ、編集部の方々に認めていただいたこと、そして、結果としてより多くの方に読んでいただけるのは、やはり書(描き手の私としては、とても嬉しいことです。^^ 今後も、相変わらずマイペースで、私自身が面白いと思った話、誰かの役に立ちそうだと思った体験談、私が見た・感じた世界、感動したり癒やされたこと等を、書(描)いていけたらと思います。^^ (そして、皆様に読んでいただけると、幸いです!)

さて、前々回言及した、コマ数の多い記事が、やっと出来ました。^^; 時期的に遅くなってしまいましたが、この夏、海へ行った時のお話です。去年も今年も、コロナのために、行けなかったという方も多いかと思いますが・・・(うちも去年はそうでした・・)  雰囲気だけでも、少しでもお伝えできたらと思います・・(前半部分のみ)。

それではどうぞ!
クローバー
くどいようだが、今年のフランスの夏は、気温が低目だった。気温は30度以下で、水温は24度ほど。水に浸かっている分には、多少涼し目の心地良さなのだが、湿度が低く、風が弱くだが絶え間無く吹く中、海に上半身まで浸かると、出た後は寒い。
であるので、子供らと泳ぐのは主に夫に任せて、冷えやすい私は、すぐそこの砂浜に置いてある荷物を見張りつつ、波打ち際近くの、膝まで水に浸かる程度の場所で仁王立ちになって、海の中を観察していた。
風も弱く、波も穏やかなので、水面(みなも)を無闇に乱す事もなく、滑らかな水の曲面が、常に形を変えながら揺れている。水は比較的透明度が高く、水底(みなそこ)が見える。この浜辺は、目の細かい、白に近い薄茶色の砂浜で、水底では、穏やかな波によって、砂紋が絶えず形を変えながら、どこまでも続いている。たゆたう水面に合わせて、大きな網目のような光の筋が水底を巡る。たまに、白地に黒い水玉の、体長3センチほどの、ナマズのような短い髭を生やした、コミカルな顔の魚が、水底をつつきながら泳いで行く。足を動かすと、水底の砂が巻き上げられ、ゆっくりと、靄(もや)のように、波に揺られながら広がってゆく。雲母(うんも)であろうか、砂浜では黒っぽく、透き通った、薄く小さな欠片は、この砂の靄の中を、煌めきながら舞って、沈んでゆく。
海







それは、薄青色の、海の底の砂漠である。その砂漠の中の、煌めきを帯びた、不思議な雲の中を、泳いでゆく・・・そんな情景を、つい想像してしまう。
海_イメージ
(上:イメージ。泳いでいる人物のモデルは、娘・・アラフォーのオバハンだと、ちょっとアレなので・・。)






すっかり冷えて、砂浜に上がった息子と、二人並んで座って、おやつのポテチを貪っていると・・

海_漫画_1
海_漫画_2
海_漫画_3
海_漫画_4
海_漫画_5
海_漫画_6






・・・だが、「めでたし」、ではない。

以前の記事でも書いたように、当時のフランスでは、コロナワクチンは十分にあって、接種率も既に高かったのだが、反ワクチン派なるものがおり、それにも起因すると思われるコロナ感染拡大が起こっていた。我が家は、マスク着用義務が無い屋外でも、マスクを着用する傾向にあったのだが、流石に浜辺のような、屋外で、他人との間に安全な物理的距離が保てる場所では、着用していなかった。であるので、私が勧誘二人組と話し込まずに済んだのは幸いだったのだが、夫がマスクを付けていない二人組と延々と至近距離で話しているを横目で見て、我が家はワクチン接種済みとはいえ、私は気が気でなかった。心の中では、夫に「早よ話を切り上げんかい!!!」と怒号を浴びせていた。(私がフランス人だったら、心の中でなくて実際にそうしていたのかもしれないが・・残念ながら、チキンな日本人である。) とりわけ、宗派は違えど、カトリックと同じキリスト教に属するプロテスタントを敬虔に信仰する、夫の祖母が、ワクチン未接種で、その理由が、「神が私を守ってくれるから(。よって、ワクチンは不要)。」と来たものだから、「信仰心の厚い、フランスのキリスト教徒」(=ワクチン未接種?(by 私の脳))が、感染拡大中にマスク無しで目の前で話し始めたら、どうしても警戒してしまう私であった。(因みに、そんな夫の祖母とは近年会っていない。)


彼らの会話が終わって、二人組が立ち去ると、私は夫に何故さっさと話を切り上げなかったのか、不機嫌に尋ねた。すると・・
海_漫画_7

以前、別の記事でも書いたが、夫は好奇心と社交性の権化・・・。
テロ対策_幼稚園_4_小
(上の図、気に入っているので、将来もまた登場することでしょう)

それもそうだが、私が、例の夫の祖母のケースを絡めて信仰心の厚さとワクチン接種の関連性について言及したところ、夫はハッとしていた・・・つまり、あまりよく考えずに行動に出るタイプでもあるのである・・。



しかしながら、その後我が家でコロナを発症した者はいないことを考慮すると、一応「めでたし」・・なのかもしれない・・。
クローバー
正直、驚きました。^^; まさかこんな所で宗教の勧誘とは・・・初めての経験です。(日本や他の国でもあるんでしょうか・・) しかも、その後、ポテチを食らいながら遠目に彼らをちらちら見ていたんですが、他の人を勧誘している様子無し。元々フランスはカトリック教国で、既にカトリック教徒は割と多いためウィキペディアでまとめてある様々なデータから、大体国民の半数はキリスト教徒、その中でも約半数、つまり国民の四人に一人がカトリック、良い勧誘対象を探すのが大変な中、たまたまアジア人の私を見かけて、最適な勧誘対象とでも思ったのでしょうか・・。(因みに、この時アジア人は私しかいませんでした。) ところで、個人的には意外でしたが、同じデータを見ると、国民の40%ほどは無宗教ということです・・フランスに於ける宗教の伸び代は、まだあるようですね。^^;
何れにせよ、せめてマスクをして話しかけてほしかったです・・・



その他、「フランスの海」に関する余談です:


まず、男性の海パンや短パンは、欧州では日本や北米よりも短めな印象です。結構な膝上・・。夫によると、海パンについては、数十年前は、ビキニパンツが主流だったということです・・特に年配の方は、未だにビキニパンツの方も見かけます。^^; 因みに、市町村の屋内プールなどは、男性はビキニパンツか超短パンぴっちりタイプでないと、入場禁止のところもあります・・・。その場合、女性も水着の上から履く短パンは禁止で、ラッシュガードも禁止です・・(脱いで来るよう言われたことがあります・・)。夫曰く、「『これは海パンだ』『これはラッシュガードだ』と言い張って、汚れた普通の半ズボンやTシャツでプールに入ろうとする輩を排除するため」だとか・・・^^; この夫の「説」の真偽の程は分かりませんが、「フランスだったらそういうことする人、いるかもしれない・・・」と、私が思ってしまうようにさせたフランスの現状が、悲しいです・・。 


次に、海水浴場のアイス売りですが、スーパーで売っている棒アイス等が買えるようなんですが・・・値段はスーパーの3倍!!(車(?)に書いてある値段だけチェックしました) ケチの我が家が絶対買わないやつでした。^^; 見たところ、顧客は若者が多かったように思います。時々移動して、次の場所に止まると、日本の豆腐屋の様な音のするラッパのようなクラクションをパフパフと鳴らして、人々に合図してました。^^


最後に、日本の海でも、ゴミが
随分気になる所がありましたが、ここでも多少気になりました。幸い(?)、砂浜のみでしたが、ゴミの殆ど全てがタバコの吸殻でした。フランスでは、屋外だと何処でも喫煙する人が見られ(公園、道で歩きタバコ、レストランやカフェのテラス席、等)、浜辺も例外ではありません。私は喫煙者ではないので(因みに夫も)、浜辺まで来て受動喫煙するのはあまり良い気分ではありませんが・・・。海に入れば、吸っている人はいないので、良いのですが・・。^^; 何にせよ、ゴミの処理のマナーは守って欲しいものですね・・。

(因みに、世界の15歳以上の喫煙率について、ウィキペディアでチェックすると、WHOとOECD(経済協力開発機構)のデータが見られましたが・・・WHOの方は、全ての国で、やたら値が高く、独自のモデルを使用して「年齢調整」しているとのことで、どちらのデータがどれだけ正確かは不明ですが・・・何れにせよ、共に、フランスは日本よりも喫煙率が高いです。そして、少なくとも四人に一人は喫煙者。更には、フランスの喫煙率は先進国の中でトップ、若しくは第二位・・・!フランスで喫煙者を見かける頻度と、タバコの吸殻を見かける頻度の高さは、これで納得・・・?じゃなくて、もうちょっと、喫煙による健康被害の啓発と、禁煙のサポートに取り組んだほうが良いかと思います・・。^^;)

それではまた!

ブログランキングに参加しています。
クリックしていただけると嬉しいです!

button1_banner

button2_banner